2015.10.10 Saturday
「さぬきセンチュリーライド小豆島大会 2015」に参加しました（後編）
上の写真は出走前の様子。
過去、武道系統の大会は出場したことあるので、それに比べりゃそんなに緊張しない。
「さぬきセンチュリーライド小豆島大会2015」のレポ、後編です。
ホテルで眠れない夜を過ごした後、何かに取り憑かれるように朝食ビュッフェで白飯をかっくらい。
会場で受付の際に、先着順で出走するとのことなので「早めに行くに越したことはない」とY君と相談、ホテルに別れを告げて、車でいざ会場の「小豆島ふるさと村」に。
交通渋滞等の不測の事態に巻き込まれること無く、8時過ぎには会場に到着。
駐車場には同じく参加される方々が車からロードバイクを降ろしてて、少しだけテンションが上がりそうになるのだけど、オノボリさんまっしぐらで「見ろよあいつカッペだぜ（死語）」みたいに思われるのもシャクだから、表面上は冷静を装いつつ。
「高知無限大」の時も書きましたが、会場でよく見られた車種はGIANT、Y君も乗っているCannondale、Bianchi、スペシャライズド（S-WORK）、TREK。まあ、ここらはお馴染みの鉄板のメーカー。
中にはDE ROSAのIDOL（アイドルと言うだけあって、自転車の痛車で見かけることあり）や、「お、ミニベロかな」と思ってよく見るとアレックスモールトンだったり、最近では珍しい三連勝のフレームに乗られてた方も。（肉眼では初めて見た）
まあ、こういう場ってのはある意味お披露目会なわけです。
この日、友人のY君なんぞは「あれ？それってキャノンデールの新作のやつですよね！凄いなあ、もう出たんですね！」とか話しかけられたりしてて、Y君も結構満更じゃない様子を横目で見てたのですが…。
どうしよう、俺が乗ってるコラテックは一台も見つけられない。
やっぱりコラテックはマイナーメーカーなのか。
ってか、出てきてくれコラテック乗りの奴。
アレか、コラテック乗ってる奴は大会に出るなってか。
さて、受付を済ませてしばし待つと開会式。
この日は全部のコース合わせて総勢600名の参加者でして、少ないように思えるかもしれませんが、それだけ集まるとある意味壮観な景色なわけです。
毎年、この開会式の時にラジオ体操を皆で行うのが名物になっているらしいのですが、今年は時間がないのか、司会がグダグダすぎるのか何故か「割愛します」と言われて無くなってしまい。
なんでやねん、そこはラジオ体操やるべきだろ。
開会式から10分も経たない内に自分の出走時刻が。
受付先着順での出走で、20名づつ2分間隔？くらいで出発しまして、自分の番号が60番後半。
「あ、すぐだなあもう来るなあ」とか思ってると、どんどんどんどん後ろから押されるように前に出てきちゃって気づくと最前列に。
「え、なに？ひょっとして俺トレインで皆を牽かなきゃなんの？」とか思ってる内にスタートのピストルの空砲の音。
ここから、約100kmの行程を走ることとなったのですが…。
前回も書いてますけど、まさかあんなきついコースだとは思ってなかったわけで。
過去2度、高知四万十の大会としまなみ海道の大会に出てますが、辛さでは今回が一番上ですわ。
（楽）四万十足摺無限大 > しまなみ縦走 > > > > ……さぬきセンチュリー小豆島（辛）
ですよ。
読み直すと、高知の大会の時は「辛い辛い」と書いてますが、今回の大会に比べりゃあの大会はめっちゃ楽。
凄えよ高知、楽しかったよ四万十。
まさしく「お客（もてなしの意）」してくれてたわ。
第一エイド。
配られていたのが各自バナナとポカリ一本づつとかもうね…。
正直、楽しかったのは始めの40〜50kmくらい…かなあ。
高知の大会の時は初めての大会って事もあってか、「うわ〜こんな感じか」と思ってたのですけど、この小豆島センチュリーは高知以上に坂のアップダウンが激しくて。
第二エイド。
ここで出されたのがカレーパン（もしくはたまごパン）とポカリ。
あとに来た人はカレーパンの代わりにクリームパンが出たとか、そっちの方がいいじゃん！
第二エイド過ぎた辺りから峠越えを含んだアップダウンがますます激しくなるんですけど、まるで壁の様な斜行のある坂が続くんですよ。
私の前に走ってた人もあまりのきつさで立ち止まってたり、自転車を降りて押して歩いてるんです。
こちとら、日頃の成果を自分自身で再認識するために走ってるみたいなところがあるんですよ。
「うんなろおおおおお！！（もはや掛け声でもない）」と、吠えながら坂を登ってると、そんな時に限って膝の内側の筋肉（分かりづらい書き方をすると、大腿四頭筋の一つ内側広筋）が攣りやがる始末。しかも両膝。
「あれ？痛いななんか痛いな」と思った瞬間、瞬く間に両膝の内側が「ビキビキビキビキ！！」と攣り始めて。
自転車lのペダルを回す行為って、ある意味膝を屈伸させているわけでして「膝を曲げると痛みが治まる」「膝を伸ばすと攣り始める」の繰り返して、ちょっとでも加重をかけるとなんかもうお祭り騒ぎ。主に膝が。
「自分自身の成果を再確認してるために今こうして走ってる時に立ち止まるのは簡単だ！
だけど、それじゃ自分自身に負けたことにならないか？！いや、なる！！」
と、膝が攣った時に本当にこんなこと考えながら走ってまして。
で、最終的にとった行動は、走りながら膝の内側の攣っている箇所に思いっきり爪たててアイアンクロー。
「治まれ俺の膝！」みたいな事叫んでましたからね。
何も知らない人が傍から見たら「何この中二病患者」の様な事言ってましたよ。
私がゴールしたのは15時2分。
朝10時に出発でしたから、5時間2分で小豆島完走となりました。
途中、膝が攣らなければもっとタイムを短縮できたのと、坂を登ってる時に時に限って得意先から仕事の電話がかかったりして、走りながら背中に仕込んでた商品の在庫表見て「あのですねー」みたいな話をしなかったらもっとスムーズに事が運べたのに！！
因みにY君はと言いますと、私から遅れること50分あまりで見事ゴール。
昨日今日で新調したロードバイクで小豆島一周は中々に厳しい戦いだったようです。
ただ、彼曰く「クロスで来てたら絶対途中棄権してたと思う」との事で、彼なりにロードの恩恵があったようです。
だけどもう、多分二度と小豆島の大会は行かねえ。
再チャレンジ？するなら高知がいいなあ。
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