当然ですが、街乗り用？に小径車…いわゆる「ミニベロ」と言う物を購入しました。
今までもミニベロもどき…車体に「Lamborghini」と書かれた、ランボルギーニて！おいおいどこのスーパーカーやねんみたいな、ママチャリをお洒落臭くデコレーションしたような自転車はあったのですけど、どーにもこれが調子がおよろしくない上に車体が重たすぎてまるで走りゃしねえ。
本格的に走るロードバイクは所有してますが、「ちょっとそこの近所まで」とか思ったときに、わざわざそのロードバイク引っ張り出すのは違うし、かといってミニベロもどきで走るのは楽しくない。
それから「手頃なのないかな」と色々探してたのですけど、たっけーなミニべロって！
ミニベロと名のつく自転車は当然ピンからキリまであるわけなのですけど、ちょ〜っと名の知れたメーカー、例えばブロンプトンやダホンとかなると下手するとジャイアントの安いロードバイク2〜3台買えるくらいの値段がするんです。
まあ、ダホンなんかは「やっだ〜！このミニベロ可愛い〜！インスタ映えする〜」みたいな事をいつもほざくような、頭の中身がスイーツまみれな女に対して提案出来そうな4〜5万円くらいのミニベロは売ってますけど、そんなもん乗れるかって話で。
う〜ん、やっぱりある程度金出さないと厳しいか…と、ネットで色々と見ていたら、中華メーカーのTRINXが発売しているミニベロが妙に値段が安くてスペック見る限りには良さそう。
そこから色々調べていくとそのTRINXが発売しているミニベロは既に終売になっているものの、姉妹品？の別メーカー名義になっているミニベロが発売されていることを発見。
ホイール径が451、リア135mmなのでMTB系しかコンポーネントは載せられないが、街乗りならそれもアリだろう。
中華メーカーとは言っても、今時どこの有名メーカーも中華に下請けさせてフレームを作ってるので実質変わりはしないだろうし。
と、いう事で。
先日自宅に届いたそのミニベロが入った箱。
「意外とでかいなあ」というのが第一印象と、そのデカさとは裏腹？に段ボールを持ちあげた感触が軽い。
とても中に自転車が入ってるとは思えない。
何と言うか中華クォリティと言いましょうか…。
Youtubeで該当チャンネルを探してみたのですけど、正直そんな動画ページ存在しません。
箱の中には説明書らしきものもあったのですけど、全然このミニベロの説明書じゃない上に組み立ての「く」の字も書いてない。
箱から出してみたのがこちら。
見事なまでの七部組、こりゃ全然自転車の知識がない人が組み上げるのは至難の業だと思う。
ちなみに、最近よく話をさせてもらう自転車屋の店員さんにそれとな〜く話をしてみたら、通販だとしても上の写真で送ってくる業者は「信頼のおけないところだと思って間違いない」との事。
上の写真の様な形で送るとしたら、その先は大抵自転車屋さんだそうで。
そういう方たちは、当然自転車整備の免許を持って仕事に従事してるから、組み上げを行って販売できるわけです。
自転車とはいえ、れっきとした乗り物。ボルトの締め具合一つに関しても締め方が甘いと、乗車した時に大事故につながる可能性もありますし。
リアはシマノALTAS、8速。
珍しい！大抵この類の激安ミニベロはリア6速〜7速なのがデフォなのに。
別途にディスクブレーキ用のローター、ペダル、クイックリリース、エンドバー等々が。
クイックリリースとエンドバーも激安ミニベロでは珍しいんです。
激安ミニベロでフロント、リアのホイールが自在に着脱できるのはまずもってありえないんです。
で、ここからが大変。
この手の七部組くらいの自転車を組み上げる事は、普段からロードバイク触ってる身からすると別段難しい事じゃないんです。
ちょちょっと組み上げは出来たものの、前後のディスクブレーキの調整に手間取る手間取る。
ディスクブレーキは油圧式と機械式二種類あって、このミニベロについてきたのは機械式。
機械式はVブレーキ等と調整の仕方が変わらんない、とか聞いてたのですが実際調整してみると勝手が全然つかめない事に加えて、このディスクブレーキの「WinZip」とかいう謎メーカーの仕様が本当に正しいのか分からないレヴェル。
すったもんだと組み上げたミニベロの姿がこちら。
ハンドルが長かったのでパイプカッターで右左2cmづつ、計4cmぶった切ったのと、付属でついていた「Wellgo」のペダルのベアリングがどーにもクソ渋くて腹立つので（とは言ってもWellgoのペダルって日本で買ったら2000円くらいするけどね）三ヶ島のトゥークリップ専用ペダルとハーフトゥークリップ、キックスタンド装着。
とりあえずどんなもんかな、と慣らし？で走ってみたのですが、ぶっちゃけ2〜3万円のミニベロのレヴェルは軽く超えてる。
大体値段の安いミニベロはリアが6速程度に加えて、クランクが46Tとかの「速度が出ない」仕様になっているのですが、このミニベロのクランクは52T。走ってて52Tの恩恵は感じられるけど、クランクをカスタマイズするなら60T位が良いかも。
それでも、色々と不親切なところや面倒くさい部分はあるにせよ、大手のメーカーとかの名前で発売したら下手したら7〜8万でもかしくないような気がする。恐るべし中華クォリティ。
因みにこの商品は2018年9/1日現在、天下のAmazonで35179円で発売してたりする。
正直、売り切ったら終わりになるんじゃないかとは思うけど、この価格でも「買い得」な商品だと思ったね。
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